会長挨拶
第56回CVIT東北地方会の開催案内とご挨拶
第56回日本心血管インターベンション治療学会 東北地方会
会長 尾上 紀子
(国立病院機構 仙台医療センター 循環器内科医長)
謹啓
時下、会員の皆様におかれましては、ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。
この度、第56回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)東北地方会会長を拝命いたしました、仙台医療センター循環器内科の尾上紀子です。1997年に第1回の東北地方会が開催されて以来、東北CVITでは初の女性大会長となります。
2024年4月から医師の働き方改革が導入され、若手医師の循環器離れが進む中、老若男女の枠を超えてスタッフ一同協力し合わなければ、循環器急性期医療は立ち行かなくなります。特に東北地方は医師不足・地域偏在が激しく、医師の働き方改革導入後は、少ないスタッフでカテ室を稼働していくことは困難になっていくと予想されます。
そこで今回のテーマは「NO GIRL NO CATHELAB」カテ室には女子が不可欠!としました。カテ業務は知力・体力を必要とし、歴史的にはその大半を男性が担ってきた背景があります。今まで女性には入りづらい環境でしたが、今後は24時間365日カテ室を守ってきた先人たちに教えを請いつつ、カテ室での女性医師・女性メディカルスタッフの活躍が期待されます。全国でご活躍されている講師の先生方をお招きしてカテ業務の魅力を発し、ベテランの先輩方にご助言いただきながら、若手と女性が活発にディスカッションできるような会にしたいと願っております。
当日は2025年1月18日(土)に仙台国際センター展示棟における対面での開催を予定しております。季節柄寒い折ではありますが、熱い討論を楽しみにしております。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
謹白
2024年8月吉日